しあわせメンタリストの
奈良有樹です。
今から11年前
祖父が亡くなりました。
私は実の父親とは色々あって友人感覚に近い
関係性なので、
祖父は私にとって本当の父親のような
存在でした。
そんな祖父が
12年前に私の誕生日に買ってくれた
パソコンのモニターがあります。
私はいまでも
それを使っています。
この記事も
そのディスプレイで書いています。
15インチの正方形のディスプレイで
今となっては小さいし、
表示エリアも狭く解像度も低いです。
新し物好きで
いつも最新の機器を買わずにいられない自分ですが、
このディスプレイだけは何故か買い替える気にならず
ずっと使っていました。
しかし、
新しいことを始めるにあたり、
さすがに画面の横幅が足りなくて
作業が滞るようになったため、
買い替えることにしました。
amazonで
新しいディスプレイを
ポチッとして、
今、ふと考え事をしていた時に、
祖父のことが思い浮かびました。
私は
小学校、中学校、高校の
すべてで不登校をしていました。
小学校の時は
給食が不味くて食べられず、
それが原因で1年生の時に不登校になりました。
中学の時は
色々なことがあり、
学校に行きたくなくて
家でゲームに逃避していました。
高校では友人のトラブルに巻き込まれて
通うのが難しくなり、
2年生の時に留年してそのまま
通信制高校に転向しました。
そこは
4年生の高校だったので、
結局高校卒業までに5年間かかりました。
本当に悩んで、
苦しんだ記憶が沢山残っている時代です。
その後、
シナリオライターの学校に行ったりして、
ふらふらしながら、
得意だったパソコンのインストラクターの
資格を取り、
パソコン教室に就職しました。
数年間務めた後、
自分の人生を考え、
大学に行こうと決め、
社会人入試を受けて
大学に進学しました。
そんな感じで
私のこれまでの人生は遠回りを重ね、
悩んで苦しみながら一歩ずつ進んできた日々でした。
そんな私の紆余曲折の道の中で、
迷いながらでも少しずつ前に進んでこられた理由を
考えたときに、
今だからわかることがあります。
それは
私にはコーチがついていたということです。
そのコーチとは祖父でした。
私の祖父は
いつもこう言っていました。
「お前は大丈夫。能力がある。やりたいことが
見つかればきっとできる。だから本当に困った時は俺に相談しに来い」
小学校に行きたくないと泣いていた時も、
中学に行かずゲームばかりしていた時も、
高校で辛い目にあい不登校をしていた時も、
高校を出て働かずにふらふらしていた時も、
いつも変わらず、祖父はそう言ってくれていたんです。
だからこそ、
私はいつも悩んで苦しんでも、最後に、
前を向いて自分の人生を進めてこられたんだと思います。
私は弱い人間でした。
そして、
何か特別な能力に恵まれていたわけでもなく、
いつも劣等感を感じ、
将来に不安を持って生きていました。
それでも、
私は自分の可能性をどこかで信じていました。
だからこそ、
ルー・タイスのプリンシプル（原則）
に触れたとき、人生が変わるような体感を得られたの
だと思います。
私は私の関わる人、
そして、直接かかわらない人も含めて、
すべての人をしあわせにできると確信して、
コーチになりました。
こんなに迷って、ふらふらと
人生を歩んできた私がそう確信を得ることが
できたのは、
祖父が
私のコーチとしてそばにいてくれたからだと
今日気付きました。
今、
物理的な世界には
祖父はもういません。
私が大学に受かったことを
大変喜んでくれた直後に、
脳梗塞で倒れ、あっという間に
亡くなってしまいました。
でも、
その後、私が
大学を卒業し、家庭を持って、
仕事で成果を出し、
コーチングに出会って自分の
本当に生きたい人生を見つけることが
できたのは、
心の中に祖父がずっといてくれたからだと
わかりました。
祖父は
教育者でした。
小学校の教諭をずっとやっていて、
定年後は地域のセンターで
子供たちに関わる仕事をしていました。
祖父の葬儀に
派手な格好の若者たちが
何人か来ていました。
後で聞いた話では、
地域の不良グループで
どこにも居場所が無かった彼らに
自分のセンターに来いと
声をかけ、
話を聞いてあげていたということです。
そんな祖父に
対して、彼らは心を
開いていたそうです。
「俺たちの話を聞いてくれるのは
奈良先生だけだった」
とその子たちが言っていた
というのです。
そんな祖父と
ルー・タイスの姿が
自然と重なりました。
私は
コーチです。
この仕事に
誇りを持ち、
世界中の人が
自由に自分の望んだ人生を生きられるよう、
活動しています。
そして
私の心の中には
2人の素晴らしいコーチの
魂があります。
だから
私は皆さんのコーチとして
皆さんが
望んだ人生を生きられるように
お手伝いをすることができると
確信しています。
祖父が遺してくれたもの。
それはパソコンのディスプレイと
偉大なコーチとしての生き様でした。
もちろん、それ以外にもたくさんあります。
ありがとう。
「お祖父さん」
そして、
これからも一緒に
世界中のみんなをしあわせにしていきましょう。
そして、
皆さんも自分自身の人生を変える
コーチと出会って、
人生をしあわせで満たしてください。
あなたならできます。
それはあなただから。
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